八王子城跡御主殿出土品

八王子城跡出土品(7点一括)

八王子城跡(はちおうじじょうあと)とその周辺は、江戸時代には徳川幕府の直轄地(ちょっかつち)、明治になってからは国有林となっていたため、ほとんど人の手が入らず、城主・北条氏照(ほうじょううじてる)(やかた)があった御主殿(ごしゅでん)周辺の遺構(いこう)は良好な形で残っていました。

御主殿(ごしゅでん)(あと)からは、戦国時代の(しろ)での生活を物語る多くの(うつわ)のほか、大量の銃弾や燃えて炭になった兵糧(ひょうろう)など、落城に至ったこの城での壮絶な戦いの様子を伝える品々が出土(しゅつど)しています。

国内では唯一出土(しゅつど)しているベネチア産のレースガラス器をはじめ、数多くの舶来品も出土(しゅつど)し、北条氏照(ほうじょううじてる)が有力な戦国武将であったことがわかります。

出土品(しゅつどひん)は郷土資料館で展示しています。