八王子織物

八王子は、江戸時代から織物の集積地として発展してきました。

甲州道中沿いに位置する八王子宿では、四のつく日に横山宿で、八のつく日に八日市宿で市が開かれ、多くの商人や人々で賑わいました。
なかでも織物の取引が盛んで、周辺の村々で織られた織物が市に持ち込まれ、江戸市中の大店からも買い付け人が訪れました。

江戸の流行を反映した縞柄しまがらの織物が多く取引されていたことから、「縞市」と呼ばれました。

八王子で生産された縞柄の織物は、江戸の庶民にも広く親しまれていました。

明治時代になると、八王子は、質の高い男性用着物地の産地として発展し、さらに大正時代から昭和時代にかけては、女性向けの華やかな銘仙めいせんの産地としても知られるようになりました。こうした歴史から、八王子は「織物のまち」として歩みを重ねてきたのです。