
木遣は、重い材木や石材などの運搬の際に、作業に当たる人々が呼吸を合わせるために歌われてきた作業唄です。
八王子の木遣は、江戸木遣の流れをくむものとされ、江戸時代末期に、通称「本郷政」と呼ばれた木遣師が八幡宿に居住し、当時の消防組員であった鳶職の人々に伝えたといわれています。
八王子消防記念会は、江戸時代の天明年間(1781~1789年)から続くとされる八王子宿の消防組織の伝統を受け継ぐ団体です。
現在も、毎年1月の出初式や、4月に行われる高尾山薬王院の春季大会などにおいて、木遣やはしご乗りを披露し、伝統文化の継承に努めています。
こうした歴史的・文化的価値が認められ、昭和35年(1960年)に八王子市の無形民俗文化財に指定されました。