薬王院(やくおういん)参道の入り口に建つ浄心門(じょうしんもん)には、「霊気満山(れいきまんざん)」の扁額(へんがく)が掲げられ、ここから先が聖域であることを示しています。
薬王院(やくおういん)は仏教寺院ですが、この門は「両部鳥居(りょうぶとりい)」という、鳥居の形をしています。
門をくぐるとすぐに、山岳修験道(さんがくしゅげんどう)の祖(そ)といわれる役行者(えんのぎょうじゃ)を祀(まつ)る神変堂(じんぺんどう)というお堂と、高尾山(たかおさん)が古くから殺生(せっしょう)を厳しく戒めて保護されてきたことを伝える「殺生禁断(せっしょうきんだん)」の石碑が建っています。