琵琶滝– 水行道場② –

水行道場(琵琶滝)

山岳(さんがく)信仰(しんこう)に由来する滝への崇拝と結びついたのが「滝行(たきぎょう)」です。

古くは修験者(しゅげんしゃ)山伏(やまぶし))が本格的な修行の前に、心身を清めるものとして人に見せることもなく密かに修行をしたといわれています。

ここは、薬王院(やくおういん)水行道場(すいぎょうどうじょう)のひとつ、琵琶滝(びわたき)です。

その名の由来は、滝つぼの形が琵琶(びわ)に似ているから、あるいは、滝の(おと)琵琶(びわ)のように響くからともいわれています。

修験者(しゅげんしゃ)による滝行が行われるとともに、一般の人も指導を受けて、滝行をすることができます。 近くには、弘法大師(こうぼうだいし)にまつわる伝説が残る「岩屋大師(いわやだいし)」という名の洞穴(ほらあな)があります。