江戸時代に編(へん)さんされた『武蔵名勝図会(むさしめいしょうずえ)』にも描かれ、ムササビは、昔から親しまれてきた高尾山(たかおさん)を象徴する動物です。
ムササビは夜行性で、木の上で生活しています。
日没後(にちぼつご)30分ほどで巣穴(すあな)から出てきて、木(こ)の葉や芽、種などの食べ物を求めて活動し、日の出前(ひのでまえ)30分ほどになると巣穴(すあな)に戻ります。
薬王院(やくおういん)周辺などで、樹木にできた巣穴(すあな)から顔を出す様子や、木々の間を滑空(かっくう)する姿を見ることができます。
高尾山(たかおさん)ビジターセンターなどで、ガイド付き観察会が催(もよお)されています。