飯縄権現堂– 髙尾山薬王院の文化財④ –

飯縄権現堂

江戸時代後期の代表的な社殿建築(しゃでんけんちく)として知られている飯縄権現堂(いづなごんげんどう)御本社(ごほんしゃ))です。東京都の有形文化財に指定されています。

欄間(らんま)の彫刻や組み物が見事で華麗な社殿には、本尊・飯縄大権現(いづなだいごんげん)が安置されています。

飯縄大権現(いづなだいごんげん)は、戦国武将の守護神として崇敬され、上杉謙信(うえすぎけんしん)武田信玄(たけだしんげん)などに篤く信仰され、薬王院(やくおういん)は北条氏の手厚い保護を受けました。

高尾山(たかおさん)は、飯縄信仰(いづなしんこう)と共に天狗信仰(てんぐしんこう)の霊山としても知られています。 社殿正面の両脇には、大天狗(だいてんぐ)小天狗(しょうてんぐ)の像が並んでおり、天狗は、高尾山の象徴ともいえる存在となっています。

飯縄権現堂