八王子かがい・芸妓文化

八王子は江戸時代、甲州街道の宿場町として栄え、全国から商人や旅人が行き交う交通の要衝でした。

こうした人々の集積を背景に、明治初期には芸妓置屋げいぎおきやや料理屋が整えられ、八王子独自の花街かがい文化が育まれていきました。

中町界隈に残る黒塀が象徴する現在の八王子花街は、多摩地域で唯一現存する花街として知られています。

大正から戦後にかけては、「織物のまち」として発展した八王子の繁栄とともに、大きな賑わいを見せました。
ここで活動する八王子芸妓衆は、日本遺産「霊気満山 高尾山~桑都物語~」の構成文化財とされ、唄や踊りといった芸を通じて、桑都・八王子の歴史と文化を今に伝えています。

令和4年度には「桑都テラスそうとてらす」が整備され、花街散策や歴史文化の発信拠点として活用されています。
江戸期から続く八王子の文化を、現在のまちの中でより身近に感じられる場所として注目されています。