北条氏照および家臣墓

北条氏照および家臣墓

北条氏照(ほうじょううじてる)の百回忌供養として、北条氏照(ほうじょううじてる)の家臣、中山勘解由(かげゆ)家範(いえのり)の孫にあたる、水戸藩家老の中山信治(のぶはる)が中心となり、氏照(うじてる)家臣の子孫らが建立した供養塔で、東京都の旧跡に指定されています。

竹林の中に広がる空間には、50を超える石碑や石仏などが、供養塔を見守るように静かに佇んでいます。

中央にある氏照(うじてる)の供養塔の両脇には、落城の際に八王子城(はちおうじじょう)を守った中山家範(いえのり)と、中山信治(のぶはる)の供養塔が並びます。

信治(のぶはる)の供養塔は、長寿の願掛けにと生前に建てられましたが、信治(のぶはる)氏照(うじてる)の百回忌を待たずに亡くなりました。

信治(のぶはる)は供養の際、宗関寺(そうかんじ)に、現在は八王子市の有形文化財に指定されている梵鐘(ぼんしょう)扁額(へんがく)を寄進しました。